こんにちは、ラパンです。
この度は宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」を読みました。
読んでみた結果、非常に面白かったです。
まず、成瀬あかりという主人公が非常に魅力的なんです。「200歳まで生きる」や「将来大津にデパートを建てる」などなど非常に大きな目標を口にしたり、髪が1ヶ月で1cm伸びるか検証するために高校入学初日にスキンヘッドで登校したりと中学生、高校生にしてはかなりぶっ飛んでいる女の子なんです。
それだけではありません。口だけではなく、目標のために努力したり、自分のやりたいことに向けて突き進むまっすぐさを兼ね備えているのが成瀬の魅力の1つだと感じます。時にはそのまっすぐさゆえのギャグ要素もあり、それも非常に面白かったです。きっと、読み始めたら成瀬の事が大好きになるのではないかと思います。
また、6つの物語が収録されていますが、どの登場人物からもそれぞれの挑戦や目標への熱量、時には上手くいかない事への葛藤をヒシヒシと感じ、こんな青春送りたかった、あの青春時代に戻りたいと思う事間違いなしだと思います。
さらに、本作を通して楽しく生きていくための生き方や挑戦に対しての考え方のヒントなど私は多くの学びがありました。
とにかく、今まで出会った主人公とは一線を画しており、すごく特別な事はないけれど自分のやりたいと思うことに一直線に進む、そんなありそうでない最高の青春小説です。
それでは本書の魅力について詳しく解説していきます。
~作品情報~
題名:「成瀬は天下を取りにいく」
著者:宮島未奈
出版:株式会社新潮社
ページ数:201ページ
目次
- 我が道を行く最高の主人公”成瀬あかり”史の証人になろう!まっすぐに突き進む情熱に感化されること間違いなしの面白青春小説
- 私が読んだ動機
- こんな人にオススメ
- 作品説明
- どんな目標でも口に出して、何でも挑戦してみる。まっすぐで天然な所もあるぶっ飛んだ主人公「成瀬あかり」が魅力的すぎる!
- こんな青春送りたかった!登場人物達の情熱に心振るわされる最高の青春小説
- 単なる青春小説ではない。人間関係や人生観、挑戦への考え方など気付きを沢山与えてくれる一冊
- まとめ
1.我が道を行く最高の主人公”成瀬あかり”史の証人になろう!まっすぐに突き進む情熱に感化されること間違いなしの面白青春小説
私が読んだ動機
- 紀伊國屋書店スタッフがオススメする「キノベス」第一位だったから
- 題名の「天下を取りにいく」、帯の「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」というよく分からない言葉に逆に興味がわいたから
- 帯に書いてある著名人たちの評判が良かったから
こんな人にオススメ
作品説明
主人公、成瀬あかりを中心に様々な人物の物語を6つ収録した作品。それらの簡単なあらすじを簡単に紹介します。
『ありがとう西武大津店』
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
滋賀県大津市唯一のデパート西武大津店が一ヶ月後に営業を終了することから、西武への思い入れが強い成瀬はそこからの生中継に毎日映ると言い出す。自分の夏の思い出作りとして始めた成瀬だったが、同じマンションに住む幼なじみ島崎みゆきの参加やSNSで反応してくれるアカウントや現地で気づいてくれる人も出てくる。
毎日西武に通い、ついに閉店日。成瀬にある出来事が……。コロナウィルスの影響を受けながらも出来ることに挑戦する成瀬の前向きな気持ちや西武への愛を強く感じる物語。
『膳所から来ました』
「島崎、わたしはお笑いの頂点を目指そうと思う」
ある日、成瀬は島崎とM-1グランプリに出場することを決意する。2人でコンビ名を決めるところから始まり、漫才の台本作成やエントリーシート記入など2人の掛け合いを中心に進められていく。試行錯誤を経て、ついにM-1グランプリ初戦へ。M-1に出るまでの道のりはまさに青春ド真ん中。舞台での掛け合いや終わり方も非常に良く、読後感も非常に良かった。
『階段は走らない』
滋賀県在住の稲枝敬太と吉嶺マサルを中心とした物語。ある日、2人の小学校時代の同級生との再会をきっかけに同窓会を開こうという話になる。友達であった笹塚拓郎(通称タクロー)は小学六年生の時に一緒に遊んでいる時に軽い揉め事があり、そのまま会うことなく引っ越してしまった。そのため、30年間音信不通となっている。そんな彼に会いたい気持ちから敬太は連絡が取れない同級生が連絡をすることが出来るような同窓会のホームページ作りを思いつく。果たしてタクローから連絡はあるのか。2人はタクローと再会することは出来るのか。
『線がつながる』
成瀬あかりが中学生から高校1年生になってからの物語。中学時代、地味なグループに属していた大貫かえではひそかに高校デビューを妄想していた。しかし、いじめで自殺した子供のニュースや成瀬がいじめられていた過去を思いだし、高校生活でも孤立しないようにいじめられないように立ち回ることを決意する。
東大を目指す男子や前の席の女の子、成瀬との関わりの中で大貫かえでの心情に変化が――。孤立を恐れる高校生が不器用ながらに目の前の人間に向き合おうとする物語。
『レッツゴーミシガン』
全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会で滋賀に来た広島出身の男子高校生、西浦航一郎は同大会で見た成瀬に心惹かれる。幼馴染みの中橋結希人の力も借りてデートにこぎつけるが……。2人の関係はいかに!
『ときめき江州音頭』
高校3年生となり、受験を控えた成瀬と島崎を中心とする物語。2人は高校1年生の時からときめき夏祭りの実行委員を任されており、今年も司会進行をする予定だった。その打ち合わせ後、成瀬は島崎から突然東京に引っ越すことを告げられる。
突然の告白にショックを隠せない成瀬。自分の行動を振り返る中で、島崎の存在のありがたさを改めて感じ、彼女に向き合っていく。他の物語は島崎や大貫、西浦など他の人から見た成瀬あかりが描かれてるが、この物語は第三者の目線で描かれている。そのため、その人物達の心情を通して見た成瀬あかりではなく、客観的に成瀬あかりを描いており、完璧ではない成瀬に好感が持てた。
どんな目標でも口に出して、何でも挑戦してみる。まっすぐで天然な所もあるぶっ飛んだ主人公「成瀬あかり」が魅力的すぎる!
まず、本作の魅力を語る上で外せないのは主人公、成瀬あかりの存在です。成瀬は他の人よりも様々なことができてしまうため孤立しがちですが、当の本人はマイペースに飄々と生きています。
本作は中学2年生から高校3年生までの成瀬が描かれているのですが、本当に中学生?というくらい色々とぶっ飛んでいるんです。
例えば、大真面目に「200歳まで生きる」とか「期末テストで五百点満点を取る」、「将来、大津にデパートを建てる」などスケールの大きなことを言うのです。凡人であれば「無理でしょ~」と思いますが、成瀬は本作でこのように語っています。
最近は期末テストで五百点満点を取ると宣言していた。結果は四百九十点だったが、たとえ目標に届かなくても成瀬は落ち込まない。成瀬が言うには、大きなことを百個言って、ひとつでも叶えたら、「あの人すごい」になるという。だから、日頃から口に出して種をまいておくことが重要なのだそうだ。それはほら吹きとどう違うのかと尋ねたら、成瀬はしばらく考えた後「同じだな」と認めた。
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」新潮社、9頁
ただ、こうは言ってもただ口だけでなく無謀ともいえる難題を本気で達成しようと考えているのも成瀬というキャラクターの魅力であり、本当に達成してしまうのではと思わせる何かがあります。
例えば、「将来、大津にデパートを建てる」という夢のために東大のオープンキャンパスを抜けて、西武池袋本店へ視察に言ったり、「200歳まで生きる」という目標のために壁に貼ったポスターを見て目の体操をするなど与えられたリソースを大事にしようとする行動や意識が描かれています。
また、M-1グランプリ初戦突破のために少しの時間でも毎日漫才の練習をするなど、優秀なだけでなくきちんと努力の人であることも好感が持てました。成瀬だったら本当に出来てしまうかもしれないと思わせる凄みがあるキャラクターです。
こういった本気さ、まっすぐさ、少し天然の所があるのでそれが時にギャグのようになり、クスッと笑ってしまう点もいくつもありました。引用して紹介したいと思います。
東大に戻る地下鉄の中で、わたしは成瀬に「どうして坊主にしたの?」と尋ねた。成瀬は意外そうな表情でベリーショートの髪に触れる。
「はじめて訊かれたな。みんな訊きづらいんだろうか」
「そりゃ訊きづらいでしょ」
反応を見るに、深刻な事情があるわけではないらしい。
「人間の髪は一ヶ月に一センチ伸びると言うだろう。その実験だ」
意味がよくわからず黙っていると、成瀬が続けた。
「入学前の四月一日に全部剃ったから、三月一日の卒業式には三十五センチになっているのか、検証しようと思ったんだ」
わたしは思わず噴き出した。〔中略〕
「全部剃らなくても、ある時点での長さを測っておいて、差を計算したらよくない?」〔中略〕
「ちゃんと厳密にやりたかったんだ。それに、美容院に行くと、内側と外側で長さを変えられてしまうだろう。全体を同時に伸ばしたらどうなるか、気にならないか?」
一瞬納得したが、同意するのは悔しくて「そうだね」と軽く答える。
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」新潮社、138,139頁
入口付近にはたくさんの若い女性が集まって密になっている。この人たちもM-1に出るのだろうかと思いながらビルに入り、エレベーターで八階の受付に向かう。〔中略〕
わたしたちはエントリー番号の書かれたシールを胸に貼り、控室に移動する。公民館の会議室みたいな机の並んだ部屋で、すでに三組の出場者が間を空けて待機していた。
オーロラソースはすぐにわかった。マヨネーズ隅田は黒いスーツに黒いウレタンマスクで決めていて、顔が隠れていても男前オーラが漂っている。さっき入口にいた女性たちは出演者ではなく出待ちのマヨラー(※マヨネーズ隅田のファンを指す言葉)だったに違いない。〔中略〕
同じグループで最初の出番のオーロラソースは合図とともに元気よく駆け出していった。威勢のよい声が聞こえるが、笑い声は聞こえない。
「成瀬はオーロラソース知ってた?」
わたしが小声で尋ねると、なぜ今ソースの話をするのだという顔をされた。
「今出てるコンビの名前」
成瀬は合点がいったようにうなずく。
「知らなかったが、プロっぽいとは思ったんだ。将来兄さんになるかもしれないし、ちゃんと挨拶すべきだっただろうか」
「いや、このご時世だし不用意に話しかけなくてよかったと思うよ」
そんなことを言いつつ、ちょっとしゃべってみたかった気もする。
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」新潮社、69,70,71頁
本気でやったり言ったりしているからこその面白さがあるなと思いました。他にも成瀬のおとぼけ発言、ツッコミどころ満載の行動満載できっと成瀬のことが好きになるのではないでしょうか。
私は本作を読んで、何が当たるか分からないのだから色々と挑戦すること、目標を口に出すことの大切さを感じるとともに、それが成功しても失敗してもまっすぐ挑戦することで人生は楽しくなるのだろうと成瀬の生き方を見て思いました。
また、『階段は走らない』以外の物語で成瀬が直接的に出てくるのですが、それぞれの物語の視点が友人の島崎だったり、クラスメイトの大貫だったり、広島から来た高校生男子西浦だったり、はたまた第三者の目線だったりと変わります。そのため、その人のフィルターを通した成瀬あかりという人物を見ることが出来ることも面白いポイントかなと思いました。
『ありがとう西武大津店』、『膳所から来ました』という2つの物語は成瀬が挑戦を口に出すところから始まります。ぶっ飛んでいるけれどまっすぐで努力家で、時に天然な最高の主人公、成瀬の挑戦を一緒に見届けてみませんか。
こんな青春送りたかった!登場人物達の情熱に心振るわされる最高の青春小説
本作は6つの物語から構成されており、色々なところで話はつながっていますが基本的には1つ1つが独立した構成になっています。6つの物語に共通していることはどの物語も登場人物達の熱や一生懸命さを強く感じ、誰が読んでも楽しむことができる最高の青春小説ということです。
『ありがとう西武大津店』は閉店まで西武大津店に通い続けるという言ってしまえばそれだけで何か特別な事はないんです。しかし、成瀬の西武大津店への愛が周りの人に伝播していったり、時には誰かを元気づけたり……。このお話で成瀬のことが大好きになりました。また、このテーマでこんな魅力的な物語を紡ぐことが出来るなんて宮島未奈さん、すごいなぁとただただ圧倒されるばかりでした。
また、どんなことでもその人が情熱を持って向き合えば青春の1ページになるのだなと感じました。こんな青春送りたかったです……。
『膳所から来ました』では2人で漫才を作り上げていく様子はまさに「The 青春」という感じでしたし、『階段は走らない』では大人になった登場人物が30年間音信不通になっている友人に会うために必死になる様子は胸が熱くなりましたし、『レッツゴーミシガン』は成瀬に好意を寄せる広島から来た男子高校生西浦君の奮闘に頑張れ!と応援したくなるし……。本当に青春小説として語り尽くせないほどの魅力が詰まった作品だと思います。
青春小説が好きな人には是非とも読んでいただきたい作品です。
単なる青春小説ではない。人間関係や人生観、挑戦への考え方など気付きを沢山与えてくれる一冊
全ての物語が明るいキラキラした青春小説ではないところも本作の魅力かなと思っています。私自身、中学、高校と冴えない学生生活を送ってきて、正直言って楽しかったかと言われるとそうとは言い切れない所があります。
本作に収録されている『線がつながる』はまさにそういった人に読んでいただきたい物語だと思いました。
あらすじは作品説明を参考にしていただきたいのですが、高校生の大貫かえでの行動や思考は学生時代が楽しかった人もそうでない人も共感できることが多いと思いますし、きっと色々と思うことがあるのでは?と感じました。特に私自身がぐっと感じた内容を引用して紹介させていただきます。
それ以来、須田とはLINEでメッセージをやりとりするようになった。新たな味方が出来たわたしは、自分でも気づかぬうちに気を抜いていたらしい。いつものように悠子と昼ご飯を食べていると、思わぬアクションが飛んできた。
「かえでって、わたしのことどうでもいいと思ってるでしょ」
大変申し訳ないことに、悠子が渾身の一言を放った瞬間も、わたしはほかのグループを見て人間関係の動向を確認していたのだった。不意を突かれて「そんなことないよ」の打ち消しが出てこなかった。
「わたしに興味がないんだろうなって前から思ってたの。それは仕方ないことかもしれないけど、明らかにこっちに伝わっちゃうのはどうなの?」
冷静なトーンだったけれど、目が泳いでいて、相当な勇気を持って伝えてくれているのがわかる。わたしが島崎に対して同じことを思ったときには何も言えなかったというのに。
「しばらく迷ってたけど、明日から、別のところでお昼食べようと思う」
そこで初めてわたしは事の重大さに気づいた。
「ごめん、そんなつもりはなくて」
「無理しなくていいよ。須田くんと食べたら?」
慎重に立ち位置を見極めていたつもりが、一から全て否定された気分だ。わたしに見えている程度のことは悠子にも見えていたのだ。思わず「悠子はどうするの?」と聞き返す。
「毎朝電車で一緒になる子が五組にいて、その子と食べようかなって思ってるの」
完敗だ。悠子には通学電車というもうひとつのコミュニティがある。家が近いことが友達作りに関して裏目に出るとは思わなかった。わたしは再び「ごめん」と言うしかない。
「いや、わたしもそこまで怒ってるとかじゃないから。ちょっと気分を変えたくなったっていうか。たぶんかえでもそのほうがいいと思う」
急に悠子が大きく見えて、これまで悠子を侮っていたことを自覚してしまう。悠子がクラスの女子と結託してわたしを攻撃してくる可能性もあったのだ。怒っていないと言われても、これからどんな顔をして付き合ったらいいのかわからない。
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」新潮社、130,131頁
私も孤立を恐れるあまり周りの顔を気にして、クラスの中心的人物と関わりがあると最初に仲良くなった友人をないがしろにしてしまっていたことがありました。こんなんじゃ友達出来ないよなと反省するとともに、これからの人との関わり方で考えさせられる部分もありました。
大貫もクラスの力関係や人の目を伺いながら学生生活を送っていましたが、この件からそんなことよりも目の前の友達や自分と関わってくれる人たちとのつながりを大切にし、きちんと向き合うべきだと考えるようになります。そんな大貫の人間関係に関する考えの変化、成長は学生、社会人どんな年代の人にも考えさせられる所があるのではないでしょうか。
また、そんな大貫と他人の目を気にせず、我が道を突き進む成瀬が対比的に描かれており、成瀬を見るとやりたいことはいつからでもできる、冴えない青春時代を送ったとしても今からでも自分の人生を青春時代のように楽しく彩り溢れるものにできる、とりあえず行動してみようという前向きな気持ちになりました。
胸を張って楽しい学生生活だったといえる人もそうでない人も多くの共感や気付きがある物語だと思います。是非、読んでみて下さい。
2.まとめ
「成瀬ってそういうところあるよね。お笑いの頂点を目指すって言っておきながら、四年でやめちゃうし」
「やってみないとわからないことはあるからな」
成瀬はそれで構わないと思っている。たくさん種をまいて、ひとつでも花が咲けばいい。花が咲かなかったとしても、挑戦した経験はすべて肥やしになる。
「今回も、髪を切らないと暑くて不格好になることがわかった。M-1グランプリにしても、馬場公園で漫才の練習をしたことでときめき夏祭りの司会になった。決して無駄ではない」
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」新潮社、187頁
同級生の島崎と成瀬の会話です。
学生の時に胸を張ってこれをやりきった、これが出来るようになったといえなくても、挑戦したのであればきっとそれは肥やしになる、もしかしたらいつか芽を出すかもしれない、非常に勇気づけられた言葉です。
成瀬の行動や作品を通して「失敗は怖いことじゃない、挑戦しないことの方がもっと後悔することかもしれない」、「沢山挑戦すればもしかしたら何か生まれるかもしれない」という前向きな気持ちになりました。そして、恐れを知らずまっすぐ挑戦を続けることが青春なのでは?と思うところがあり、自分次第でいくらでも人生は楽しく出来るのだと考えるマインドを与えてくれた小説でもありました。
青春小説として純粋に楽しむことが出来ますが、それとともに自分の人生観にも影響を与えるかもしれません。
第2作「成瀬は信じた道をいく」も絶対読みます。沢山種をまいて楽しみながら私も花を咲かせられるよう頑張ります、ありがとう、成瀬!成瀬だったら本当に天下が取れるかも?成瀬も頑張って!
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