こんにちは、ラパンです。
この度、安田正さんの「超一流の雑談力『超・実践編』」を読みました。
皆さんは雑談についてどのような考えをお持ちですか?会話のとっかかり、人と仲良くなるための手段、他愛ない会話など様々な捉え方があると思います。私自身、雑談について深く考えたことはありませんでした。
ただ、雑談を侮るなかれ…とこの本を読んだ私は伝えたいです。
著者は「雑談は『仲良くなりたい』、『聞いてほしいお願いがある』…といった意図を持たせることで、人脈やそこからチャンスを得て大きな収入を手に入れる事ができる力があると語っています。
雑談力を高めて、人脈やお金を手に入れることができたら嬉しいですよね。
結論、こちらの本は知って実践するだけで人と差が出る技術から高度な上級テクニックまで幅広く紹介されており、雑談に対する認識や苦手意識が変わる良書でした!
「でも、私、話すの苦手だし…、無理……」と思っている話すことが苦手なあなたにこそ読んでほしいんです。
なぜなら、私自身雑談をしようと思うと頭が真っ白になってしまい、沈黙を貫いてしまうような人間ですが、本書で読んだテクニックを使ったことで少ない労力で会話が盛り上がったような気がしたり、相手が楽しく話してくれている様な気がしたからです。
それくらい、実用的な技術が満載の本になっています。オススメです。
では、感想を書いていきます。
~作品情報~
書名:「超一流の雑談力『超・実践編』」
著者:安田正
出版:文響社
ページ数:271ページ
目次
- 実用性の高い雑談技術を具体的にわかりやすく解説している良書
- 私が読んだ動機
- こんな人にオススメ
- 作品説明
- 雑談テクニック以前に雑談に対する「考え方」が非常に勉強になる
- [実際に学んだ技術を取り入れてみて]雑談が苦手な人にこそ読んで活用してほしい!使い勝手が良く、効果的な技術が沢山紹介されている良書!
- タイプ、シチュエーション別で具体的な対応を示してくれている
- 上級テクニックの紹介に対しても優しく解説してくれる
- まとめ
1.実用性の高い雑談技術を具体的にわかりやすく解説している良書
私が読んだ動機
- 以前購入し、読んでいなかったため、読んでみようと思ったから
- 自分自身、人と話すことがあまり得意ではないため、少しでも雑談力を身につけ、人間関係の質をより良い物にしたいと思ったから
- 管理栄養士として働く上で、患者様はもちろんのこと、職場の年齢や性別が様々な人とより良好なコミュニケーションを取ることでより円滑に仕事を進めたいと思ったから
こんな人にオススメ
作品説明
ビジネスコミュニケーションの分野で講師、コンサルタントとして活躍している安田正さんが2015年に出版した「超一流の雑談力」の続編。
前作で紹介された雑談テクニックの簡単なおさらいとともに、読者やビジネスの現場から聞かれた悩みや要望の高かった内容を中心に、実践的技術を示し解説しているビジネス書。
雑談テクニック以前に雑談に対する「考え方」が非常に勉強になる
前述した通り、本書は雑談力を高めるテクニックが多く紹介されているのですが、それ以前に「雑談に対する考え方」に考えさせられることが2つありました。
その1つが「雑談で重要なのは人に喜んでもらうこと」ということです。
皆さんは喜んでもらおうと思って雑談をしたことはありますか?
私は恥ずかしながらありませんでした。特に雑談に意義など考えていませんでしたし、ましてや相手のためなどとは思ったこともなかったので、その言葉を見て意識を変えなければと感じました。
確かに「話していて楽しい」など相手にメリットがないとチャンスをつかむことは難しいかもしれませんよね。
2つ目は「雑談の基本は聞くこと。相手に気持ちよく話してもらってそこから話題を広げていく事が基本戦略になる」ということです。
「雑談」というと「話すこと」に意識が向きがちではありませんか?自分自身も「何を話せばいいのか…」と思い悩むことが多く、聞くことよりも話すことに意識が向いていた気がします。
雑談のテクニックだけでなく、「自分よりも相手を第一に、楽しませられるような会話を心がけよう」という雑談に対する考え方を知ることができます。
これだけでもこの本を読んで良かったなあと私は思いました。
[実際に学んだ技術を取り入れてみて]雑談が苦手な人にこそ読んで活用してほしい!使い勝手が良く、効果的な技術が沢山紹介されている良書!
この本は全4章からなっており、第1章は「話し方」、第2章は「聞き方」の実践的技術の紹介、第3章は前作でふれられなかった新たなテクニック、第4章は「タイプ別」、「シチュエーション別」の雑談の使い分けについて解説しています。
どの章も実用性のある内容ばかりですが、個人的には第1章、第2章の内容が特に勉強になりました。
私が特に勉強になったと思う内容を箇条書きで簡単に紹介すると、
- 相手のリアクションが薄いときは「瞳をじっと見つめる」ことで会話に良い流れを作る(人前で話すときにも使える!)
- 会話がかみ合わないときは内容よりもテンポを合わせることが大切
- 話の中の「キーワード」を意識して会話の合間で挟んでいくことで聞き上手に
- 会話の温度を高めるリアクション(つぶやき褒め、あいずちの「さしすせそ」、「え~、本当ですか?」の活用法など」
- 相手に語ってもらう技術(「どうしてそんなに○○なんですか?」)の紹介と使い方
などです。
本書を読んで、会話の本質として「会話の内容よりも感情面で満足させてほしい」、「人は褒められたり、感心されたい」というものがあるように感じ、それからこれらを意識するようになりました。
また、私は本書で学んだことを日常生活で少しずつ取り入れて練習してみています。
例えば、相手に語ってもらう技術(「どうしてそんなに○○なんですか?」)を活用しています。相手を先生にし語ってもらうことで、以前よりも少ない力で会話が盛り上がるようになり、話している相手も楽しそうに見えました。
ひな壇の芸人さんが入れたガヤや有吉弘行さんがぼそっと言った毒がある一言などつい注目してしまいますよね。そんな事も思い、「つぶやき褒め」は普通に褒めるより効果的そうだし、嘘っぽくないなと思い、翌日から上司やスタッフと会話をするときに取り入れています。
紹介されている技術を活用することで、以前より劇的に会話の質が高まったとは言い切れませんが、心なしか雑談に対しての苦手意識が薄まり、コミュニケーションが取りやすくなった気がします。
テクニックによっては変化を感じにくい点もあるかもしれませんが、私は本書のテクニックを活用して効果を感じることができましたし、何より会話が少し楽しくなりました。
雑談力を高めたい人はもちろん、会話が苦手な人にこそ読んでほしいと感じます。
タイプ、シチュエーション別で具体的な対応を示してくれている
本書の良いと感じた所は他にもあります。それが「様々なタイプやシチュエーション別で対応を細かく示してくれている所」です。
例えば「会話がかみ合わないときは内容よりもテンポを合わせることが大切」と解説していますが、これで終わるのではなく、話のテンポが速い人にはこういった対応、話のテンポが遅い人にはこういった対応というようにそれぞれのタイプごとの対応法について詳しく書いてくれています。
「会話では相手とのテンポを合わせましょう」だけで終わっていないので、雑談が苦手な人にもよりわかりやすく、実践しやすい内容にまとまっていると思います。
一方で、第4章で紹介されている「相手のタイプ(本書では5つのパターンに分けて解説)を見極め、そのタイプに適したコミュニケーションを取る」という内容については会話があまり得意でない私にとっては高度な内容で確かに「超・実践編」だなと思うところもありました。
ただ、全タイプのそれぞれが好む雑談の方法を知らなくても、まずはそのタイプの中で「こういうタイプの人とは上手くコミュニケーションが取れない」というタイプだけ読んでみて活用するという方法もできるため、雑談があまり得意でないという人にも参考になるのではないかと思います。
もちろん、より雑談力を高めたいと思っている人にとっては超一流に近づくヒントになっていると思います。
上級テクニックの紹介に対しても優しく解説してくれる
第3章の内容は上級テクニックと書かれているとおり、明日からすぐに使えるというよりは会話の中で意識して練習していく事で身につけていく内容が多く、かなり高度だと感じました。
ただ、だからといってためにならない、難しすぎて読む気になれないというとそういうわけではありません。
例を用いてわかりやすく解説してくれている他、トレーニング問題が多数あり実際に考えながら解説してもらえるので、置いてきぼりにならないような工夫もされています。
まとめ
「超一流の雑談力『超・実践編』」の見所について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
前作「超一流の雑談力」の続編という事で、いきなり本書を読んで大丈夫かと思いましたが、前作のおさらいも簡単にしてくれるので本書からで全く問題ありませんでした。「前作の内容をもっと詳しく知りたい」という方は前作も手に取ってみると良いかもしれませんね。
また、会話が得意でない自分自身にとっても非常にわかりやすく、実践しやすい内容ばかりでしたが、「超・実践編」というだけあり、レベルは高いができるとより一流に近づくことができる内容もあります。
そういった意味では自分のレベルにあった技術を手に入れる事ができると思いますし、雑談力がレベルアップした際はより高度な技術にチャレンジできるため、非常に価値のあるビジネス書だと思いました。
是非、読んで良好な人間関係や大きなビジネスチャンスをつかみましょう!!
オーディオブック聴き放題なら – audiobook.jp
コメント