南青山の「スパイシービストロタップロボーン本店」でスリランカの伝統料理「ランプライス」をいただいた。
ランプライスとは、ご飯とおかずをバナナの葉で包んで蒸し上げた、スリランカの”お弁当”のような料理。まさに“スパイスの香りが包まれたごちそう”。
香りが立ち上がった瞬間から、完全に心をつかまれた。一口目、心の中で思わず「うまっ」とつぶやいていた。驚くほど美味しかったこの体験を伝えたい。
スパイス料理好き、エスニック料理好きには是非食べてほしい一品です。

目次
- バナナの葉をめくる瞬間の衝撃!
- バナナの葉の中はまるで宝箱!
- 味と香りの万華鏡!食べ進めるたびに世界が広がっていく
- 軽やか!チョー気持ちいい!
- ふらっと立ち寄れる南国の香り
1.バナナの葉をめくる瞬間の衝撃!
まず感動したのが香り。
ほんのり甘い香りを放つバナナの葉をめくると、もわっと立ち上る湯気とともにスパイスの香りが一気に広がる。その瞬間、まるで南国の風が鼻先をかすめたような錯覚を覚えた。
「うわー来てよかったぁー!」普段浴びることのないスパイスの香りにテンションがぐっと上がった。
スパイスはシェフのお母様がスリランカで素材から選び、ブレンドして、三週間に一度のペースで日本に直輸入しているという。
鮮度、配合、香りの立たせ方──その一つひとつに手仕事の温度が宿っている。この香りを文字で伝えきれないのが本当に悔しいよ。
2. バナナの葉の中はまるで宝箱!
さて、いよいよ実食。
バナナの葉を開くと、中にはごちそうがぎっしりと詰まっている。
・ココナッツオイルと特製スパイスミックス、ターメリックで香ばしく炒めた高級バスマティライス
・ 7種類のおかず(合計25種類のスパイス使用)
1 .ピリ辛チキンカレー
2 .玉ねぎと鰹節を炒めた「ジーニサンバル」(スリランカ料理のふりかけや和物のようなものらしい)
3 .デーツ・パイナップル・玉ねぎ・人参・パプリカをスパイスで煮込んだ「メレーピクルス」
4 .揚げた鰹節カレーリーフ、玉ねぎの炒め物「ウンバラカダサンボル」(ウンバラカダはスリランカ版の鰹節。日本の鰹節と異なり製造過程でカビつけを行わないのが特徴。)
5 .レンズ豆のドライカレー
6 .ナス・キビナゴ・赤ピーマン・玉ねぎの煮込み「ナスモージュ」
7 .揚げ茹で卵
が入っている。
こんなにおかずが入ってるなんて豪華すぎん?どれも小さなひと皿のようで美しい。ひとつひとつの個性が際立っています。
3. 味と香りの万華鏡!食べ進めるたびに世界が広がっていく
米と具材とそれらが纏うスパイスの空気をハフハフしながら食らう。最初にレンズ豆のほくっと素朴な感じに出会い心奪われ、次は馴染みある味、、鰹節だ!うわぁ、人参ポリポリして食感楽しいなぁ。今度は甘い、玉ねぎの甘さか!卵ぐにんぐにん!あれレーズンか?レーズン出てきた!…ってな具合で食べてて色んな味や食感に出会える。めちゃくちゃ楽しい。
1つ1つのおかずをよく混ぜて食べれば、味や香りが幾重にも重なりより味わいが豊かになる。まるで味と香りの万華鏡だ。
スパイスのキレはあるが突出はしておらず、全体が調和している感じ。味は想像よりでこぼこしていない。飽きとは無縁な料理だ。ずっと美味しくてなくなってしまうのが惜しかった。
4. 軽やか!チョー気持ちいい!
スリランカ料理ではココナッツオイルを使うことが多いそう。このお店でも動物性の油は一切使っていない。だからなのか驚くほど軽やかで、最後まで心地よく食べきることができた。
食べ終わる頃にはうっすら汗をかいていた、その汗が気持ちいい。今のところ、サウナの“ととのう”って何?“乱れてる”んだが?という人生なのだが「“ととのう”ってこういうことかもしれない」と思った。そう思えるくらい食後は気分爽快でなんとも言えない心地よさだった。
5. ふらっと立ち寄れる南国の香り
平日なのに開店から30分で満席。それでも予約なしでふらっと立ち寄っても入れるのが嬉しい。カジュアルなのに本格的であたたかさのあるお店。いいお店だ。
食べ終えて駅まで歩いている間、こうして文章を書いている間にも心の中にあの香りが漂って僕を浮かせる。次は本場に習って、手で食べてみようかな♪ ─なんてもう次の訪問のことを考えている。
https://taprobane.info(スパイシービストロ タップロボーンホームページ)


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