[感想]『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』/大平一枝:「他者に寄り添う」とは?吃音当事者が運営するカフェの活動を通して多様性社会での本当の優しさについて考える感動のノンフィクション作品。

読書

こんにちは、ラパンです。

この度は、大平一枝さんの『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』を読みました。

こちらのエッセイは吃音症について吃音のある若者達がどんなことで苦しんでいるかを知ることができます。そして、吃音のある若者が生きやすい社会を目指す奥村さんという女性の生き方、行動、さらに人生観や行動が変化していく若者達から学ぶことが多く、ぜひ読んで頂きたい、いや読むべき一冊だと思いました。

「注文に時間がかかるカフェ」(以下、注カフェ)とは、自身も吃音症で憧れのカフェ定員として働くという夢に蓋をしてきた奥村安莉沙さんという方が主催する1日限定で全国各地で不定期に開催されるカフェです。店員さんは全員吃音症の方で、お金は取らない、参加者の人数制限があるなど一般的なカフェとは大きく異なります。そしてなにより、客が吃音に理解を示しているため、いくら時間がかかっても問題がないというスタンスが特徴です。

本作はそんな奇想天外なカフェの運営をする奥村さんを中心に吃音症の方、彼ら、彼女らの親御さんなどその周囲の方へのインタビューを通して吃音者の方の苦悩や現状、注カフェに参加した若者達の成長、奥村さんの活動について描かれているノンフィクション作品です。

たった一人で吃音症の方々の命や未来を守るために活動し始めた奥村さんの行動や生き方は、現在の多様性の時代に考えること、学ぶことが多かったと感じました。

本書は本当の意味で「他者に寄り添う」とはどういうことか考えるきっかけやヒントになると思いますし、きっと優しい気持ちになれます。例えばLGBTやADHD、文化や宗教など多様性社会を生きていく上で参考になる言葉や考え方があると思います。また、自分に自信が持てない、夢への一歩を踏み出せない人の背中を押してくれる一冊だと確信できるので、そういった方にもぜひ読んで頂きたいと思いました。

それでは本書の魅力を紹介していきたいと思います。

~作品情報~

題名:『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』

著者:大平一枝

出版:株式会社ポプラ社

ページ数:236ページ

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目次

  1. 「他者に寄り添う」とは?吃音当事者が運営するカフェの活動を通して多様性社会での本当の優しさについて考えるノンフィクション作品
    • 私が読んだ動機
    • こんな人にオススメ
    • 作品説明
    • 吃音症について吃音のある若者達の苦悩や現状について知ろう
    • 吃音のある人々の生きやすい社会へ……奥村安莉沙さんの考え方や活動を通して多くの学びがある一冊
    • 吃音のある人々の人生観、行動の変化に感動。思い切って一歩踏み出す勇気や他者への愛、優しさに刺激を受けるはず
  2. まとめ

1.真の他者に寄り添うとは?吃音当事者が運営するカフェの活動を通して多様性社会での本当の優しさについて考えるノンフィクション作品

私が読んだ動機

  • 「注文に時間がかかるカフェ」という題名と実際にそういったカフェが1日限定でやっていることに興味を持ったから
  • 吃音症について知りたいと思ったから

こんな人にオススメ

チェックポイント
  • 吃音について知りたいと思っている人
  • 「注文に時間がかかるカフェ」の活動に興味がある人
  • 夢はあっても様々な事情で一歩が踏み出せない人
  • 親として育児をしている人、吃音症のある子を持つ親御さん

作品説明

吃音で「いらっしゃいませ」、メニュー、代金が言えず、接客アルバイトやカフェの定員を諦めてきた若者、人と話したい気持ちはあるが言葉が上手く出てこない――

そんな若者達が始めたカフェ、それが「注文に時間がかかるカフェ」(以下、注カフェ)。

そのカフェの発起人は自身も吃音症で夢に蓋をしてきた奥村安莉沙さん。

本作は吃音者を取り巻く現状や苦悩、少しでも若い吃音者が生きやすい社会を目指す奥村さんの活動、注カフェに参加して変化していく人々などをエッセイの名手・大平一枝さんが取材を通して書き上げた感動のノンフィクション作品。

吃音症について吃音のある若者達の苦悩や現状について知ろう

皆さんは「吃音症」についてどれくらい知っていますか?

私は吃音症といったら「あ、あ、あ、あの……」など言葉が詰まってしまう、どもってしまう症状のことをいうのだと思っていました。しかし実際それでは不十分な説明で、吃音は同じ一音を繰り返す”連発”、最初の音を引き伸ばす”伸発”、言葉が出にくい”難発”の3種類に大別されます。

他にも人によって吃音が出やすい状況が異なること、自分自身が想像する以上に若い吃音者の方々が人間関係や社会生活でストレスや苦しみを抱えていることを知りました。

また、本書の中で保護者から担任教師に渡す説明書のフォーマット文〈学校用〉が抜粋されているのですが、その中で『「ゆっくり」「落ち着いて」「深呼吸しよう」などという話し方のアドバイスをしないでください。効果がなく、逆にプレッシャーになります。』という一文を見たとき、吃音当事者の方とお話しするときに、悪気なく優しさのつもりで自分も言ってしまうかもしれないなと気付きがありました。

自分自身では吃音症について分かっていたつもりでいましたが実際はこのようにほとんど分かっていなかったのだと痛感しました。この本でそれらを知ることができるだけでも読む価値があると思いましたし、私は知ることができてよかったと心から思いました。

どんな問題でもまず始めはそういった方々が何で苦しんでいるのか、どう接していくのがよいのかといった現状を知ることが重要だと考えます。

多くの人が生きやすい社会のために吃音症についてまずは知ることから始めてみませんか。

吃音のある人々の生きやすい社会へ……奥村安莉沙さんの考え方や活動を通して多くの学びがある一冊

吃音は幼少期に自然と治るケースが多い。

だが、仮に。一億二千万の人口の一%が、思春期に死にたいと思ったことがあるとすれば、この本のテーマは、命だ。生を投げ出そうとした女性が、自己と利他の両方の充実のために命を燃やしている。

大平一枝『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』株式会社ポプラ社、20頁

「序章 言葉を巡る旅への離陸」という章の一節です。最後まで読んで注カフェの奥村さんの生き方や行動は吃音のある若者の命や未来を守るもの、そしてそのために自身の命を燃やしていると思いました。そして、奥村さんの活動、吃音のある若者との関わり方は吃音に限らず多様性社会で皆が自分らしく生きていくためのヒントや優しさが沢山あると感じました。

まず、特に印象に残った一節を紹介します。

取材を重ねたころ、彼女がこう漏らしたことがある。

「きのうは夜中の二時まで、注カフェの子の相談に乗っていました」

友達とも先輩とも先生とも違う奥村さんに、どんな相談を?

「進路や将来のこととか、今通っている学校のこととか。親とか。特に受験前や進級進学で不安定になる春は増えて、毎晩のようにお悩み相談が来るんですよ」

目の下にクマを作りながら、肩をすくめた。

「だから一枝さん、お願いがあります。私のこと、本に書くとき絶対に”忙しい”って書かないでください」

答えにつまった。〔中略〕そばで見ているだけでも彼女の二四時間が破綻しかけていることがありありと伝わってきていた。

――嘘は書けないのだけど。どうしてですか。

「私まで”忙しい”ってはねのけたら、あの子達の逃げ場がなくなってしまうから。みんな気を遣って、”忙しいですよね”って言うんです。私は自分がどんな状態でも、必ず”ううん暇だよ”って返すようにしてるんで」

大平一枝『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』株式会社ポプラ社、27,28頁

自分自身が吃音当事者として苦しんでいたこと、若者に気を遣わせないことからの発言。1人1人の不安や状況が違うからこそ1人ずつに丁寧に向き合うその姿勢から私達が学ぶことは多いのではないでしょうか。彼らの不安や孤独のよりどころになろうとする奥村さんの芯のようなものが見えて、ただただ凄いなと思うとともに、1人で背負うには大きすぎるとも思いました。ここまでできなくても、吃音や多様性の社会に対して理解を深めて友達の悩みを聞くぐらいの感じで関わることが出来る社会にしていくべきだと感じました。

他にも誰も置き去りにしないような頑張りすぎないラフな雰囲気作り遅刻など些細なことでカフェの開店まで気持ちを立て直せない子がいたら悲しいという彼女の思いから、定時の十五分後に第二陣の迎えの車を準備するなど繊細な若者の心に寄り添おうとしているからこそ出来る気配りは本当の意味での優しさや気配りについて考えさせられました。

こういった気配りがあるからこそ、注カフェ参加者は一歩を踏み出してカフェ体験を楽しむことが出来るのだろうと思いました。

さらに、奥村さんの挑戦に対する考え方も吃音への向き合い方も非常に考えさせられることが多かったため、2つ紹介します。

「自信になるなら、プロのように完璧でなくてもいい。吃音当事者は、今までたくさんのことを諦めてきた人たち。仮に失敗したとしても、挑戦することに意味があると思っています」

ひとりで始めた注カフェも、誰からもクレームの出ない完璧な啓発イベントを、などと気負っていたらとても始められなかったと振り返る。

まずはやってみる。プロセスが大事で、挑戦したことが自信になる。だから、「こういう言い方は乱暴かもしれませんが、全力で楽しんだのなら、結果はどんなでもいいんです」。

大平一枝『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』株式会社ポプラ社、48,49頁

「それまで私は、自分のことを吃音者って認めたくなかった。正直言えば、同族嫌悪に近い気持ちがありました。でもずっと流されるままに、不安や恐怖や孤独に震えていただけ。それが逃げ道になるのか?佐柄木(※『いのちの初夜』という小説に登場する人物)が言うように、吃音者になりきったら。吃音者であることを受け入れたら、そこから始まる新しい道があるかもしれないと気づかされたのです。」

まずは吃音者になりきってみよう。

大学に入った四月。

基礎クラスの自己紹介で思い切って宣言した。

「私は吃音があるので、言葉がスムーズに出ないときがあります」

「あっ、そーなんだー」「なにか困ったことがあったら言ってね」で終わり、肩透かしをくらった。

え、そんなもん?〔中略〕そのとき悟った。他人って、自分が思っているほど、相手のこと気にしていないものなのかも――。

その日からどんどん友達が増えた。持ち前の行動力も開花していく。

大平一枝『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』株式会社ポプラ社、142,143頁

非常に前向きでパワーのある言葉や考え方だと感じました。

完璧を求めないでとりあえず一歩を踏み出してみる、自分の弱点を受け入れて、人に伝えてみる。これらの考え方はコンプレックスを抱える人や不安でなかなか一歩が踏み出せない人の背中を押してくれるのではないでしょうか。

ひとりひとりの違いに向き合い、寄り添う優しさと前向きに行動していく勇気が沢山詰まった一冊になっています。ぜひ、手に取って読んで頂きたいと思います。

吃音のある人々の人生観、行動の変化に感動。思い切って一歩踏み出す勇気や他者への愛、優しさに刺激を受けるはず

本作では注カフェへの参加を通して、人生観や行動が変化した吃音当事者の方々やそのご家族が多く紹介されています。特に私が感動して学びを得たのが、佐々木琉太さんと木田愛美さんのお母さん、よりこさんです。

佐々木琉太さんは社交不安障害の症状もあり、人が沢山集まる場所に行けず、電車に乗れなかった大学三年生の方です。カフェ店員に憧れがあり、注カフェに参加することとなりました。そこでの彼と吃音症のある小学生の男の子との場面で感じることが多かったため、引用して紹介します。

〔前略〕佐々木さんと一切目を合わせない小学四年の男の子がいた。

「吃音があり、お母さんが、無理やり連れてきたとおっしゃっていました。僕の顔は見てくれず、そっぽを向いているので、会話にならないんですよね」

母親が言った。

「わ、しおりだ。この子、本を読むのが大好きなんですよ。おすすめの本、教えてあげて下さい」

佐々木さんは思った。――自分の目と、この少年の目は似ている。

「今はこんなふうに話していても、ひとりになったらめっちゃ考え込むし、寝るときはいつも不安に襲われる。人と目線を合わせるのが怖いときも、他者とのコミュニケーションに困ることもいまだにある。そういう元気がないときに、僕が必ず手に取る本を教えてあげました」

辻村深月著『かがみの弧城』である。〔中略〕

「自分が勇気をもらえる話だから、ぜひ読んでみて!」〔中略〕

なにがあってもそれでも生きていこうと思える、大きな影響を受け救われた本だからだ。しかし、本書のことは誰にも話したことがない。

「タイトルにも作家名にも、カ行とタ行があるからです。必ず吃音が出るから、ふだんは絶対言わない。でも、彼の背中を押したかった」

別れ際、思い切って佐々木さんは声をかけた。

「一緒に写真撮って帰らない?」

「……」

返事はない。

一五時過ぎ、最後の客を送り出そうとしたときあの親子がやってきた。〔中略〕

この子はあのときの僕。思わず歩み寄り、少年をぎゅっと抱きしめた。そして、言葉を絞り出した。

「一緒に頑張ろう。つらいときはここを思い出して」

大平一枝『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』株式会社ポプラ社、108,109,110頁

社交不安もあるなかで吃音の症状に恐れず、笑顔で話しかけていたこと、最後は他者を励ますなど彼の成長にはただただすごいなと思いました。吃音当事者が最初は自分のためと注カフェに参加した中で、最後は人のため、社会のためにという気持ちになっていることに非常に感動しました。

もう一人の木田愛美さんのお母さん、木田よりこさんです。愛美さんは不登校の一六歳の女性で精神的な不安定さもある方です。その愛美さんのお母さんの子に対する接し方から考えることが多かったため、本文を引用して紹介します。

「当日行けないってけっこうあるんですよ」

木田よりこさんは語る。〔中略〕

「高校の入学式もそう。駐車場の車から降りないので、無理やり引っ張り出して強引に連れて行った。私が彼女と距離をとれず、負担をかけていたことがたくさんありました。期待したらプレッシャーになる。どこまで言えばいいのか。今も試行錯誤の連続です」〔中略〕

”やらされて行く”のは最終的に、本人の負担になる。

今回はノータッチで、距離感を持って見守ろうと思った。だからのんびり答えた。

「一回やってみたかったら、やっていいよー」〔中略〕

途中、視線が怖くなったときも、手助けせず傍観を貫いた。〔中略〕

よりこさんが、これまでの幾多の思うように行かなかった日々、試行錯誤の道程で学んだことは、「待つこと。結局、それしかないですよね」。

前夜か当日、お腹が痛いと言ってくるだろうと予想した。前夜、そのとおりのことを言ってきた。

「そうだよね。緊張するよね」

いつもなら、「大丈夫だよ」と、無責任に言い、なんとしても参加を促すところだ。

「私がどんなに大丈夫だよと言っても、当事者じゃない。それは寄り添ったことにはならないと思ったのです」

当日の朝も、「お腹が痛い」と言う。

「一時から四時までのどっかに行けたらいいよね。とりあえず一回行ってみる?」と一度だけ聞いた。繰り返しても負担になるだけだ。

やはり、待つしかない。

ゆっくりであったが、起きて支度をし始めたので、ああ、行くんだなと思った。

大平一枝『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』株式会社ポプラ社、181、182,183,184頁

自分自身、3歳になる娘がいるのですが、子供がいる生活になってから今回テーマの吃音や多様性の社会に対して人ごとではなくなったというか、もしも自分の子供がそうだったらという立場からそれらを考えることが多くなりました。

よりこさんの考えは吃音者の方と接するときにも参考になると思いますが、子育てにも生きてくる部分があるなと感じました。「待つ」ことの難しさは育児をしているとすごくわかりますし、やってあげたり、自分でやった方が早いことが多いですが、待って子供の意思を尊重してあげる姿勢は見習いたいと思いました。そして、寄り添うとはどういうことか1つの考え方として非常に参考になりました。

注カフェに関わった方々を通して多くのことを学んだり、感じたりすることが出来ます。ぜひ、読んでいただきたいと思います。

2.まとめ

本書は「他者に寄り添う」ということの本当の意味やヒントを教えてくれる本だと思いました。

私は吃音症の方や様々な文化や宗教、性的指向がある人とどのように関わっていけばよいかあまりわかっていなかったなと、こちらの本を読んでより強く感じました。しかし、本書を読んで少しは「他者に寄り添う」というテーマに対し理解を深めることが出来たかなと思いましたし、そう感じることが出来た自分は幸せだなと感じました。読んでよかったなと思いました。

最後に注カフェに参加した細川杏さんの言葉にこの多様性社会を生きていくヒントがあるような気がしたので、そちらを紹介したいと思います。

奥村さんから、社交不安や不登校の注カフェの子について相談を受けることもある。細川さんのメッセージは明快だ。

「群れて明るく振る舞わなくてもいい。自分らしく自分のペースで。そのままでいてもその人らしさは消えないんで」〔中略〕

「私もしんどいときは”何も聞かないで。そっとしておいてほしい”と思うことがありました。だから吃音の子と関わるとき、せめて私の前では、群れないでいいよって言ってあげたいのです。しんどいときはしんどいって言ってほしいし、ひとりだからって、その子らしさがなくなるわけでも個性が消えるわけでもない。無理に合わせなくてもいい」

大平一枝『注文に時間がかかるカフェ~たとえば「あ行」が苦手な君に~』株式会社ポプラ社、75,76頁

普段出来ないようなことに挑戦できたり、前向きな気持ちになることができたりすることは注カフェの空気感を作り出す奥村さんやスタッフの方々、そしてお客さんあってこそだと感じました。そんな待つことをいとわない優しさで溢れる空間が注カフェの場から日常生活、社会に広がっていくといいなと思います。

私自身、そういった現状に対しまだまだ分からないことだらけなので、誰もが人に迷惑を掛けない範囲で正直に生きることが出来る社会になるよう、今後も本などの情報を通して現状を知り、学んでいきたいと思いました。そして、皆さんがそういった知識に触れる機会が少しでも増えるといいなと思い、今後も作品を紹介していきたいと思いました。

他者に寄り添うことについて本作を読んで一緒に少し考えてみませんか?

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